青い花の布団

つかいこなせてません

土居社②

課題:私は父と山登りに行くことがあるのだが、山の周辺は「商品化された空間」になっていると感じる。登山は日常の散歩に比べて旅行の要素があるため、登山客にはその地の名物を食べたいというニーズがある。大抵、山周辺には飲食店や小屋が並び、地元の山菜を使った蕎麦や名産品の和牛などを提供してくれる。また、登山客は日常から離れて癒しを求めていると考える。足湯や温泉が周辺に多いのはそれに適合するためだろう。その他にも山には神社がよくあり、自然の力とスピリチュアルな力が合わさって登山客は「山に来た感」を味わえる。これらから、山周辺の空間は登山客のニーズを的確に捉えながら自らを商品化しているという特徴があると考える。

 

感想:グリーンツーリズムは擬似的里帰りとも言えるという話でしたが、欧米とは異なり日本では就職すると長期休暇を取ることが容易ではないため、限られた時間の中で農山漁村地域のあるがままの姿を体験・交流することには困難が伴うと感じました。中学で稲刈り体験をしたり、トマトやナスの収穫をしたことは私の数少ない農業体験のひとつで素敵な思い出です。しかし、もしその年が凶作だったり台風が来ていたらきっとこの体験は中止になり、地元の人が自分たちの力だけで対処していたでしょう。このような、長く滞在したり実際住んでみないと体験できないこともあり、体験する側の人は美味しいところしか味わっていないという側面もあると思います。