青い花の布団

つかいこなせてません

土居社4

課題:地方消滅の根拠として、少子高齢化や家族の減少・解体が挙げられている。それが事実でその現象を直接解決することは困難であっても、現実的に考えて地元に愛着を持つ人々や都市から地方へIターンする人のように地方の生活を求め必要としている人間側の働きかけや努力がないということはあり得ないことであろう。また、日本が全て都市になってしまったら差異化が成り立たなくなり、経済活動や文化活動が停止してしまう。これらから、私は地方が消滅することはないと考える。

感想:この授業のテーマは、「当たり前だと思われていることを疑ってみよう」ということであった。私たちは何かがなくなると聞いたり潰れたと聞くと、その対象に対して落ち度があったのではないかとネガティブな印象を持ちがちであるが、先生が今回の交通の便の話題の時におっしゃっていたようにただいらなくなっただけで他のものでやりくりできるからという単純な理由の場合もあるということにはっとさせられた。社会学を通年教えていただいたおかげで、固定観念を自覚させられたり世に蔓延している統計について立ち止まって考えられるようになった。これからも社会学的な視点を大切にしていきたい。一年間ありがとうございました。

土居社3

課題:農村移住をすることは食べ物や生活に必要なものを自分で作ったり、近隣の人と深いコミュニケーションをとれたりと、大都市に住んでいたらできない経験ができると共に、生きる上で自己責任がより大きい印象があります。例えば、都市圏に住んでいたら家に食料がなく疲れていたらコンビニや宅配に頼るという手段が気軽に取れますが、農村では近隣の人の家に行って食料をもらいに行くなど私にとっては少し面倒なアクションを起こさなければなりません。都市には都市の大変さもありますが、オフの時には徹底的に楽をしたいタイプの私にとっては仕事以外の日常生活でも責任を伴うことは少し抵抗があるなと感じます。

感想:今回の講義を受けて、地域おこし協力隊について興味を持ったので調べてみました。募集情報のページを開くと、どこの地域で活動を希望するのか選択できるだけではなく、地域の魅力をPRする「観光」や地場産品の販売をする「農林水産・産業」などの活動内容や活動日数、報酬なども選択でき、自分の希望と一致した活動ができることはとても魅力的だと感じました。ですが、体験した人のブログなどを見ると、都市から持ってきた知恵を良かれと思って教授したら、伝統が壊れるという理由で拒まれたりするなどという事例もあり、協力隊がどこまで干渉してよいのか、何が求められているのか明確にすることは想像以上に難しいことだと感じました。

土居社②

課題:私は父と山登りに行くことがあるのだが、山の周辺は「商品化された空間」になっていると感じる。登山は日常の散歩に比べて旅行の要素があるため、登山客にはその地の名物を食べたいというニーズがある。大抵、山周辺には飲食店や小屋が並び、地元の山菜を使った蕎麦や名産品の和牛などを提供してくれる。また、登山客は日常から離れて癒しを求めていると考える。足湯や温泉が周辺に多いのはそれに適合するためだろう。その他にも山には神社がよくあり、自然の力とスピリチュアルな力が合わさって登山客は「山に来た感」を味わえる。これらから、山周辺の空間は登山客のニーズを的確に捉えながら自らを商品化しているという特徴があると考える。

 

感想:グリーンツーリズムは擬似的里帰りとも言えるという話でしたが、欧米とは異なり日本では就職すると長期休暇を取ることが容易ではないため、限られた時間の中で農山漁村地域のあるがままの姿を体験・交流することには困難が伴うと感じました。中学で稲刈り体験をしたり、トマトやナスの収穫をしたことは私の数少ない農業体験のひとつで素敵な思い出です。しかし、もしその年が凶作だったり台風が来ていたらきっとこの体験は中止になり、地元の人が自分たちの力だけで対処していたでしょう。このような、長く滞在したり実際住んでみないと体験できないこともあり、体験する側の人は美味しいところしか味わっていないという側面もあると思います。

 

どいしゃ秋①

課題:運動の出発点は生産者と消費者の提携であり、定義は農業に関わる様々な不可欠な要素の関係を考慮したものであるため、農薬の使用の有無という項目だけで有機農産物であるか否かを定めることには疑問を感じます。しかし、健康食品ブームのときのように、規制がないと偽物が現れることになるため誰もが意見が一致するような数字や科学に基づく尺度を制定することは、最低限達成するべき基準として必要だと感じます。また、運動は70年代に始まったものであり定義をそのまま現在の農業に当てはめることが必ずしも理にかなっているとは言えないでしょう。そのため地域間や生産者と消費者の間などより小さい規模で個別に交渉し制度を決めて必要に応じて修正していくのが良いと思います。

感想:有機農業という言葉を聞いたことはありましたが、危険な薬品を使っていない、環境に優しいという曖昧なイメージしかなく恥ずかしく思っていました。しかし今回の講義を聞いて定義自体に市民運動と公的な制度との間にズレがあることがわかり、ある意味では自分の有機農業の捉え方は正しかったのだと感じました。また、私の友人には菜食主義者やグルテンフリーを心がけている人もいて、食のあり方を自由に選択することは一種の流行になっているとも実感しています。それはいい面もありますが一生続けていくには限界、弊害もあり様々な食の形を能動的に調べた上で柔軟に自分に取り入れていくのがいいと思いました。

長所と短所

生活してる中で、ふと自分の長所と短所に気がつくことがあるでしょ?

それをいつも私は忘れてしまうけど、自覚できる自分の性質って信頼できるものだし忘れたくないなと思ったのでメモ

長所

  • 気分の浮き沈みが少ない、浮き沈んでもそれを客観視できる
  • 誰も損したり傷つかないように調整することが上手
  • 相手の言葉を拾うようにしてる
  • 発想がありきたりでない
  • 文芸の趣味がいい

 

短所

  • 仲良くなるまですごくよそよそしい態度をとりがち
  • 唐突になにもかもめんどくさくなり何もしなくなる
  • プライドが高い
  • 失敗を恐れて踏み切れないことが多い

 

2017.8.29 現在